お布施その2…戒名

2014/11/25

戒名には位があります…その位によってお布施をお渡しする際のお布施額が変わってくる…死後の名前が商品化されているようで悲しい話ですが、これが現実です。

そもそも戒名とは厳しい戒律を守って仏門に入った人…要は修行して、経典を勉強して、仏様の教えを学んだ証として生前に与えられるものです。

だから本当はほとんどの人が「戒名」を「受戒」出来ませんよね(笑)

これが時代とともに死者でも生きているものとして扱い、仏様の弟子として送るという考え方が普及しました。

先程述べた戒名の「位」は「院号」「位号」などと呼ばれ、本来は金銭で計れるものではなく、その人の信仰心やお寺への貢献度などを現したものなんです。

現在のように商品化(悪い言い方ですが)されたのは戦後からで、お布施の額が吊り上がっていったのもこの頃からと言われています。

「御布施はお気持ちで…」なんてよく言われますが、実際はどのくらい包むのか…なかなか難しいですよね!

明日の「お布施その3」では現在のお布施の平均額についてご紹介します。