ジャマイカの【明るい】お葬式

2014/09/08

ジャマイカと言えばどんなことを思い浮かべますか?

『短距離走大国』・『レゲエの聖地』・『とにかく明るい』等々…
日本から距離はありますが、イメージは結構強い国ですよね!

私も小学生の時に、ジャマイカ初のボブスレーチームの実話を描いた
「クールランニング」という映画をみて、なんとな~く…な『ジャマイカ像』を
描き、一度は行ってみたいなぁ…などと子供ながらに思ったものです。
…残念ながらまだ行けてないんですが。

そんなジャマイカのお葬式も日本と同様に、通夜と告別式(日本でいう)の
2日間で行われます。

ただし、その様式は大きく違います!特にお通夜!

ジャマイカでお通夜は「ナインナイト」と呼ばれ死後9日後に行われますが、
これは、死者に現世での時間を与え、あの世に出発するための準備期間を
与えるためと考えられているそうです。

「ナインナイト」当日は日本の様に喪に服し、悲しみを表現するというよりむしろ
深夜まで笑顔で歌い・踊り・お酒を飲み・美味しいものを食べながら行う…まさに
「ダンスパーティー」みたいなものなんですね!いやホントに!

死者は、この儀式を行って初めて「あっ!俺死んだんだな!」と天国に旅立って
行くわけです。
※逆にこの儀式を行わないと現世にとどまり、時には悪さをする…とも言われているそうです。

日本とは全く違った価値観・形式の葬儀…機会はなかなかないとは思いますが
一度実際に参列してみたいものです。(縁起でもありませんが)

※ちなみに、ジャマイカで最も有名なレゲエの神様【ボブマーリー】は、国家元首でもなく
将軍でもない「ミュージシャン」であったにもかかわらず、国葬として首都の大聖堂で
行われたそうです。